街中や公園などで、カラスを見かけることは珍しくありません。
普段は特に気にしていなくても、近くで見ると意外と大きく、近づいても逃げないカラスに「少し怖いな」と感じたことがある人もいるのではないでしょうか。
私自身、これまでカラスに襲われたり追いかけられたりしたことはありませんでした。
ところが妊娠中に歩いていたところ、突然カラスがすぐ近くまで飛んできて、追いかけられるような経験をしました。
そのときは、「え!どうしたらいい?」とパニックになり、とにかくその場から逃げました。
妊娠中だったこともあり、転んでしまわないか、赤ちゃんは大丈夫なのかと、とても怖く感じたことを覚えています。
その後、「カラスはなぜ人を威嚇するの?」「近づかれたら、どうすればよかったの?」と気になり、環境省や自治体の情報を調べました。
この記事では、私が実際にカラスに追いかけられた体験と、環境省や自治体が案内しているカラスへの対処法をまとめます。

カラスに追いかけられたときの状況
春頃、木の近くを歩いていると、カラスの鳴き声が聞こえていました。
「木の上のほうにいるのかな」と思ったものの、特に気にせず、そのまま歩いていました。
すると突然、「バサバサッ!」という大きな羽音と、後頭部あたりに何かが近づいてくるような気配を感じました。
振り返って確認したわけではありませんが、カラスがすぐ近くを飛んでいるようでした。
怖くなり、その場から急いで離れました。
かなり慌てていたため、転びそうになったほどです。
幸い、転倒したり、カラスに直接蹴られたりすることはありませんでした。
「カラスに近づかれたとき、どうすればよかったんだろう?」
そう思ったことをきっかけに、カラスの威嚇や攻撃について調べてみました。
カラスはなぜ人を威嚇・攻撃するのか?
環境省の「自治体担当者のためのカラス対策マニュアル」では、カラスが人を攻撃するのは、主に繁殖期にヒナを守ろうとする行動として説明されています。
自治体の情報でも、春から夏にかけての繁殖期には、卵やヒナを守るため、人に対して威嚇や攻撃をすることがあると案内されています。
ただし、私の場合は当時その場所に巣があることを確認していないため、実際に巣があったのかどうかは分かりません。
カラスは、いきなり攻撃する?
環境省の資料によると、カラスは攻撃する前に、警戒や威嚇の行動をとるとされています。
例えば、
- じっと見つめる
- 鳴き声を上げる
- 頭上を飛ぶ
- 電線や木の枝をつつく、落とす
などの行動が紹介されています。
攻撃する場合には、後方から飛んできて頭をかすめたり、脚で後頭部を蹴ったりすることがあります。
私の場合は、カラスの鳴き声は聞こえていたものの、それが威嚇だったのかどうかには気づいていませんでした。
「カラスがいるな」と思っても、巣やヒナの存在には気づかないこともあります。
カラスの威嚇・攻撃への対応
では、実際にカラスに威嚇されないためにはどうすればよいのでしょうか。
また、威嚇されたり、攻撃されそうになったりした場合は、どう対処したらよいのでしょうか。
① 巣やヒナに近づかない
まず大切なのは、巣やヒナに近づかないことです。
巣を見つけても、その下で立ち止まったり、じっと見上げたりせず、できるだけその場所を避けます。
通らなければならない場合は、可能であれば迂回します。
② 威嚇されたら、その場から離れる
カラスが騒いでいたり、いつもと違う行動をしていたりする場合は、その場所から離れることがすすめられています。
無理に近づいたり、カラスを刺激したりせず、迂回できる場合は別の道を選ぶとよいでしょう。
③ 帽子や傘などで頭を守る
カラスからの攻撃を避けるため、帽子をかぶったり、傘をさしたりして頭を守る方法も案内されています。
特に後頭部を守ることがポイントです。
④ 腕を上げて通り過ぎる
自治体によっては、片手または両腕をまっすぐ上に上げて通り過ぎる方法も案内されています。
ただし、傘や帽子、手をカラスに向かって振り回すなど、刺激する行動は避けます。
私もこのようなことを知っていれば、あのとき慌てて走って転びそうになるのではなく、頭を守りながら、カラスの動きを確認してその場を離れることができたかもしれません。
まとめ
今回、まさか自分がカラスからの威嚇や攻撃のような行動を受けるとは思っていませんでした。
実際に経験して、「知らないと、どうしていいのか分からない」と感じました。
特に妊娠中や、小さな子どもと一緒に歩いているときには、突然カラスが近づいてくると驚いてしまうと思います。
だからこそ、
- 春から夏にかけてはカラスの巣に注意する
- カラスが騒いでいる場所には近づかない
- 巣やヒナを見つけても近づかない
- 威嚇されたらその場を離れる
- 必要に応じて帽子や傘などで頭を守る
ということを知っておくだけでも、いざというときに少し落ち着いて行動できるのではないかと思います。
さいごに|身近な生き物だからこそ、知っておきたいこと
カラスは私たちの身近にいる鳥ですが、繁殖期には卵やヒナを守るため、人に対して威嚇や攻撃をすることがあります。
私も今回の経験がなければ、「カラスに近づかれたらどうすればいいのか」を調べることはなかったと思います。
カラスの行動には、卵やヒナを守ろうとする習性が関係していることが分かりました。
カラスに限らず、身近な生き物について少し知っておくことで、突然の出来事にも落ち着いて対応できるかもしれません。
身近な生き物の習性を知りながら、人と動物ができるだけ安全に共存していけたらいいなと思います。
この記事について
この記事は、環境省や自治体などの公的機関が公開している情報をもとに、カラスの威嚇・攻撃とその対処法についてまとめています。
記事中では、筆者自身の体験と、公的機関が公開している情報を分けて紹介しています。
なお、カラスの行動や対策については、地域や状況によって対応が異なる場合があります。実際に被害や危険を感じた場合は、お住まいの自治体の案内もご確認ください。
参考資料
足立区:「カラスによる被害を防ぐために」


