10月前半、夜に窓を開けると、涼しくて心地よい風が吹いていて、耳をすますと虫の音も聞こえました。
秋だな と、心がふっとゆるみました。
忙しい毎日の中でも、季節を少し感じられるだけで、ほっとすることもあると思います。
10月8日は、二十四節気の「寒露(かんろ)」です。
この記事では、寒露の意味と、この季節の楽しみ方をご紹介します。
二十四節気と七十二候とは
日本には、一年を季節の移り変わりで細かく分けた暦があります。
- 二十四節気:約2週間ごとに名前をつけたもの
- 七十二候:二十四節気をさらに約5日ごとに分けたもの
昔の人は、この暦で季節の小さな変化を感じながら暮らしてきました。
寒露とは
「寒露」は、10月8日~12日頃の、草花に宿る露が冷たく感じられる頃のことです。
朝夕の冷え込みが増して、露も冷たくなります。
朝晩はぐっと寒くなりますが、空気が澄んだ秋晴れの、過ごしやすい日も多くなる季節です。
寒露の頃の七十二候
- 雁来る(かりきたる):10月8日頃。北から雁が渡ってくる頃
- 菊花開く(きくのはなひらく):10月13日頃。菊が咲きはじめる頃
- 蟋蟀戸に在り(きりぎりすとにあり):10月18日頃。虫が家の戸口で鳴く頃
名前を読むだけでも、風景が目に浮かびます。

夜空の月を楽しむ
この季節は、空気が澄んでいるので、月がひときわ美しく見えます。
旧暦9月13日の夜は「十三夜(じゅうさんや)」といって、満月より少し欠けた月を楽しむ風習があります。
栗や豆をお供えすることから「豆の名月」「栗名月」とも呼ばれます。
年は10月下旬ごろです(日付は、カレンダーでご確認ください)。

暮らしの中でできる、小さな秋の楽しみ方
特別なことをしなくても大丈夫です。
- 夜に窓を開けてみる:風や虫の音に耳をすませます
- 朝、草花を見る:露が宿っているかもしれません
- 月を眺める:スマホを置いて、数分だけ空を見上げます
- 温かいお茶を飲む:湯気を見ながら、一息つきます
まとめ
季節を感じる時間は、忙しい日常の中の小さな休憩になります。
寒露の頃は、空気が澄み、月も虫の音も心地よい季節です。
窓を少しだけ開けてみてはいかがでしょうか。

